時代によってかわる芸術の定義

文学や音楽、絵画などの作品のうち、どこまでが芸術であり、どこからが違うのか、この定義は人によって様々ですが、同様に、時代によっても大きく変わってきます。

その例のひとつが小説であるドン・キホーテです。

このドン・キホーテ、今では近代文学の祖として、シェイクスピア作品などと並ぶ芸術になっていますが、出た当時は、そうではありませんでした。

当時のスペインで、ドン・キホーテは芸術作品ではなく笑える滑稽な小説として扱われていたのです。今で言うなら、エンタメ小説の扱いです。つまり、当時のドン・キホーテは、あくまで面白い小説のひとつに過ぎなかったのです。と、昔は芸術作品も芸術とはみなされず、別の何かとみなされていました。これと同様の例はいくつもあります。

映画も、昔はただのエンタメでしたが、現代では、一種の芸術作品としても認められています。
こういった過去の例から考えると、現代日本では芸術作品とはみなされていない、エンタメ色の強いものも、100年後には芸術作品と見なされていておかしくありません。

例えばアニメとかゲームなどがそうですが、他にもただのエンタメ、娯楽と思われているものが、芸術認定されるかもしれません。とこのように、芸術の定義は時代によって変わるので、芸術と言うものは奥深いものなのです。